会社のシステム移行や人事制度の変更など、組織に変革(チェンジ)をもたらすとき、必ずと言っていいほど社内から反発や抵抗が生まれます。実は、この「変化に対する反応」も、MBTIの指向によって大きく異なります。
直観(N)タイプの人は、新しい可能性や未来のビジョンにワクワクしやすく、「良くなるなら変えよう!」と変化を比較的歓迎します。しかし、感覚(S)タイプの人は、「今ある現実」や「過去の経験」を信頼しているため、詳細が見えない急激な変化には強い不安や抵抗を感じます。
また、知覚的態度(P)タイプの人は、状況に応じた臨機応変な変更を「自由」と捉えますが、判断的態度(J)タイプの人は、一度決まった計画や秩序が覆されることに大きなストレスを感じます。
経営陣や企画部門(変革を推進する側)は、NやPのエネルギーを使って「新しいビジョン」ばかりを語りがちです。しかし、それだけでは現場のSやJの人たちは動けません。
■ 人事担当者のためのAction
新しい施策を社内に発表する際は、すべてのタイプが納得できるコミュニケーション設計が必要です。
Nタイプに向けては「この変革がもたらす素晴らしい未来(ビジョン)」を語り、Sタイプに向けては「いつ、誰が、何を、どうするのかという具体的な手順と過去の成功事例」を提示してください。 変革を成功させるには、抵抗勢力を「頭が固い」と切り捨てるのではなく、彼らが安心できる情報(事実や計画)が不足しているのだと気づく視点が不可欠です。
