会議で重要な意思決定をする際、議論が堂々巡りになったり、特定の人の意見だけで決まってしまったりすることはありませんか。質の高い問題解決を行うためのフレームワークとして、MBTIでは「ジグザグモデル(Zモデル)」という考え方を提唱しています。

人はタイプに関係なく、情報を集めて結論を出すまでに、以下の4つの過程を踏むのが理想とされています

  1. 事実認識(Sの機能):今、何が起きているか。具体的な事実やデータは何か。
  2. 可能性察知(Nの機能):その事実からどんなパターンが読み取れるか。将来どんな可能性があるか。
  3. 客体化・賛否両論検討(Tの機能):論理的なメリット・デメリットは何か。客観的な原理原則に合っているか。
  4. 判断の影響を考える(Fの機能):その決定は、関わる人々にどう影響するか。自分たちの価値観に沿っているか。

しかし実際には、人は自分の得意な(指向する)機能に滞留しがちです 。たとえば思考(T)を優先する人は、論理的な正しさばかりに目が行き、感情(F)の視点である「人の気持ち」を見落として決定を下してしまう危険があります。

■ 人事担当者のためのAction

会議のファシリテーターを務める際は、この「S → N → T → F」の順番(ジグザグ)で意図的に問いを投げかけてみてください。

「まずは事実(S)を洗い出しましょう」 「次に、そこからどんな新しいアイデア(N)が考えられますか」 「では、それぞれの案のメリット・デメリット(T)を冷静に比較しましょう」 「最後に、この決定が現場のメンバーにどう受け止められるか(F)を考えましょう」

意識的に全ての機能を使うようファシリテートすることで、死角のない良質な意思決定ができ、同時に参加者全員の心の成長を促進することができます