全24回にわたってお届けしてきた『本物のMBTI』再入門、いかがでしたでしょうか。

第1回で、「MBTIは性格診断テストではありません」とお伝えした意味が、今なら深くご理解いただけるのではないかと思います。 ネット上の無料診断のように、4文字のアルファベットを出して「私はこういう人間です」と箱に閉じこもるためのツールではありません。

MBTIが私たちに提供してくれるのは、「心の利き手」や「エネルギーの配分(ダイナミクス)」という、目に見えない心を紐解くための共通言語です。

日々、自分があえて劣位にしている機能(使っていない心)に光を当て、開発し続けること 。それは決して楽な道のりではありませんが、そうやって心全体のバランスをとっていくことで、私たちはストレス下にあっても自分を見失わず、より成熟した大人へと成長していくことができます。

MBTIの報告書に書かれた4文字は、ゴールではなく、生涯続く自己理解という旅の「スタート地点」に過ぎません。

■ 人事担当者のためのAction

企業における最高の人材育成とは、社員一人ひとりが「自分自身のモチベーションの源泉(主機能)」を自覚し、他者の多様な才能を心からリスペクトできる自律型の人材を育てることです。

ぜひ、MBTIという共通言語を使って、社内で「あなたはどう世界を見ているのか?」「どうすればお互いの死角を補い合えるか?」という対話を始めてみてください。その継続的な対話こそが、組織を根本から強くし、活性化させる最強のえんのしたの力持ちとなるはずです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。